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お知らせ2025.11.10

設立記念懇親会を開催しました 〜 一途で多様な場を育む 〜

11月22日から始まるワーキング・グループに先立ち、10月20日、一般社団法人AIDAコンソーシアムの設立を記念した懇親会を開催しました。9月1日の設立以来初めて、会員企業や関係者の皆さまが一堂に介し、当団体の船出を共に祝う場となりました。当日の様子を、登壇者の言葉とともにお届けします。

「松岡正剛は、日本を『一途で多様な国』と称してきました」。
AIDAコンソーシアムの安藤昭子代表理事が、開会の挨拶でこう切り出しました。AIDAコンソーシアムの知的基盤となる松岡正剛氏と野中郁次郎氏は、活動領域こそ異なれどその根底には深く通じ合うものがあったと、両氏が時を忘れて語りあった際のエピソードを引きながら、安藤は語ります。「物事のおおもとにある面影への思いは常に『一途』でありながら、そこから生まれてくるものは非常に『多様』なものがある」と、日本と2人の関係性を重ね合わせました。「AIDAコンソーシアムという場もそうでありたい。言葉にはならないような思いも瞬時に共有ができ、ここでエネルギーを得て、皆さまがそれぞれの分野で多様に飛び立っていくような場所に、一緒に育てていきたい」と決意を語りました。

AIDAコンソーシアムを「一途で多様な場」として会員の皆さまと共に育みたいと語る安藤昭子代表理事

続いて、野中氏が在籍した一橋大学ビジネススクールで教鞭を執っている名和高司AIDAリードフェローが、「雑誌『遊』の編集長だった松岡さんには、高校時代から勝手に片想いし、先生として慕ってきた。野中さんも80年代に企業進化論を出版された時から私淑してきた」と、松岡・野中両氏への深い敬意と感謝の思いを語りました。「残念ながら2人とも鬼籍に入られたが、安藤さんから声をかけていただき、なんとしても2人の遺志を継がなければと思った。皆さまの応援をよろしくお願いします」と呼びかけました。

松岡・野中両氏の思想を受け継ぐ決意を語る名和高司リードフェロー

その後は、立場を越えて語り合う和やかな歓談の時間に。初めての顔合わせとなった方も多いなか、終始打ち解けた雰囲気で、それぞれに抱える組織の課題感や、AIDAコンソーシアムの活動への期待を語り合いました。産官学の業種も業態も異なる方々が互いに思いを交わし合い、新たな挑戦への共鳴・共振が生まれる、あたたかなひとときとなりました。

今回ご参加いただいた会員企業様(敬称略)
ネットワンシステムズ株式会社 / 丸善雄松堂株式会社 / ヒューマンリンク株式会社 /
株式会社Kaizen Platform / アミタホールディングス株式会社 / 株式会社資生堂 / 株式会社リンクソシュール / 株式会社パラドックス

日頃の仕事の領域を越えて和やかに語り合う、ご参加の皆さま

会の終盤には、会員企業様からのメッセージもいただきました。三菱商事の人事部門を担うヒューマンリンク株式会社の田中啓介代表取締役社長は、同理論に期待を込め組織への活用を視野に入れております。「これまで決められたルールの中で平均的なアプローチを繰り返すことに、どこかワクワクしない自分を感じていた」と振り返ります。そんな中で出会った「すべてはプロセスであり、動き続けている」という視点に、強く心を動かされたといいます。「大切なのは、人が自ら学びを掴み取ろうとする“乾き”を生む環境をつくること」と、実感を込めて語りました。そして、「AIDA理論を企業文化のOSとして浸透させ、1200社ある三菱グループが少しずつ動き出せば、日本社会のこれからに貢献できるのではないか」と、力強く未来を見据えました。

現場の実感とAIDA理論への期待を語る、ヒューマンリンク株式会社 田中啓介代表取締役社長

松岡氏と交流の深かった、ネットワンシステムズ株式会社の竹下隆史代表取締役社長は、「松岡さんがよく言っていた、0と1のあいだのグレーゾーンに世界を作るという日本的知性がある。例えば、床の間という得体の知れない空間は西洋にはない。ここに季節ごとに花を変えたり、掛け軸を置いたりすると場の空間が一気に変わる。これはまさに『複雑性を豊かさ』に変えた瞬間だ」と強調し、AIDAコンソーシアムの構想資料にあった「日本的知性を礎に複雑性を豊かさに変える社会へ」という言葉を見て、参加を即決したとの話を打ち明けました。そして、「我々は世界を変えるIT企業になりたい。アナロジカルインテグレーションを少しでも会社のカルチャーにインポートしたい」と抱負を語りました。

「複雑性を豊かさに変える社会」への抱負を語るネットワンシステムズ株式会社竹下隆史代表取締役社長

閉会の挨拶では、AIDAコンソーシアムの住田孝之理事が、官僚時代の欧米駐在時に日本の価値を実感したエピソードを紹介。「日本の良さを語り続けなければいけないと思った。その一つの切り口が『間(ま)』。物事の本質は『間』にこそあるというのが根源的。これはまさに最先端技術の量子の世界を体現している。世界に誇れるこの大事な考え方への共感の輪を、AIDAコンソーシアムを通じて広げていきたい」と展望しました。

海外経験で感じた日本的方法論の可能性と、その展望を語る住田孝之理事

AIDAコンソーシアムは、分野を越えた共創の場として歩み始めています。
企業はもちろん、行政や地域、社会活動の現場など、多様な組織と問いやテーマを共有しながら、「一途で多様」なネットワークを共に育んでいけたらと思います。
皆さまのご参加をお待ちしています。

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